“強烈な個の集団をつくりたい” サービスプロフィットチェーンに基づくHDE流の考えかたとは

“強烈な個の集団をつくりたい” サービスプロフィットチェーンに基づくHDE流の考えかたとは

 

wevoxで組織改善に取り組んでいる企業様の導入秘話に迫る「導入事例」シリーズ。
今回は、「テクノロジーの解放」というコンセプトを掲げ、市場シェアNo.1のクラウド・セキュリティ分野の製品を開発・販売するクラウドソリューションカンパニー、株式会社HDE(現 HENNGE株式会社)の「HDE One(現 HENNGE One)」導入/運用部門マネージャー、中島 義雄さんにwevoxを導入した背景や、実際の導入エピソードを伺ってきました!

長期的に収益を上げる手段として、メンバーが心から熱中するポイントを模索していた

– wevoxを導入したきっかけを教えてください

弊社は、BtoBのSaaSという領域でビジネスを行っています。
この領域で長期的に成長することを考えると、やはり収益向上を目指していくべきだというところにたどり着きました。
長期的な事業の収益向上において何が重要なのか、ということを明確にするために、昔から存在する「サービスプロフィットチェーン」という分かりやすい理論にそのまま乗っかってみることにしました。「メンバーが心から熱中すれば、最終的に事業の収益が上がる」ということが本当なのかどうか、真正面からチャレンジしようとしたんですね。

わたしの部門には現在約40人のメンバーがいるのですが、そのうちの約9割が中途入社、かつ2〜3年目程度なんです。
ですので、過去の文化や経験はもちろん、どのような価値観で歩んできたのかを理解し合っているメンバーが非常に少ないんですよね。
そんな我々が心から熱中するポイントを見つけることが、長期的な収益向上には非常に重要であると考えています。

メンバーが心から熱中するポイントを見つけ、収益を向上させるために必要な手段を模索しているなか、メンバーにサーベイを実施するというダイレクトな手段にたどり着きました。

無料トライアルの開始から、サーベイの実施、集計までのスピードが圧倒的に速かった

– wevox導入の決め手は何だったのでしょうか

費用が非常に安く、UIもキレイで使いやすそうだったからというのは言うまでもありません。

一番の決め手は、無料トライアルを開始してからの、サーベイの実施、集計までが非常にスピーディーだったからです。
サービスがとても使いやすく初期登録も簡単で、サーベイを配信した後は、回答した人の結果がリアルタイムに集計されていくので、組織の状況を可視化するまでがあっという間でした。
また、クライアントサポートに問い合わせた時のレスポンスの速さや、対応の丁寧さが非常に印象的だったこともあり、すぐに継続利用を決めました。

もう一つは、コンサルティングから切り離し、あくまでもツールを売りにしている点です。
先程、中途のメンバーが多いと話しましたが、実は開発メンバーに外国籍のメンバーも増えてきているんですね。
このような文化が入り混じっている環境で、コンサルタントが本当に弊社にマッチするかどうか分からなかったんです。
ですので、まずは自分たちで考え、仮説・検証をしたい弊社にとっては、wevoxのツールに特化している部分が非常に魅力的でした。

メンバーへの周知はSlackでポーンとメッセージを投げてみただけ

– メンバーにはどうやって周知したのでしょうか

仰々しいものは一切やらなかったです。
メンバー全員が入っているSlackのチャンネルに、「wevoxをやるよ」と投稿しただけです。
リアクションはあまり得られず、ちょっと寂しいスタートではありました。(笑)

一方で、軽い周知だったことで、サーベイの回答率に影響するのであれば、わたしに対するメンバーの信頼がないということも分かるので、敢えて軽いスタートを選択しました。

– 回答率が100%という素晴らしい結果でしたが、配信後は何かアクションをされたのでしょうか

1日1回、大きめの声で「まだ回答していない人は回答してねー」と発信した程度ですが、日々回答率が上がっていきました。
ちなみに、もし回答率が低かったら、こんなに今楽しそうに話はできていません。もっと凹んでたはずです。(笑)

短期施策と長期施策に分けてアクションしていきたい

– 実際にサーベイの結果を見られてどうでしたか?

想定していた結果から大幅にずれていたということはなかったです。
ただ、イメージしていたよりも、職種などの役割の違いで、エンゲージメントスコアの高低の差がハッキリと出たことは少し驚きましたね。
その肌感覚がバチッとアジャストできたのは非常に良かったです。

– 今後どのようなアクションをとっていかれますか?

サーベイの結果を踏まえ、まずわたしの部門においては、評価に対する納得感のスコアを上げていくことがまず重要であると考えています。
メンバーの中には、新卒で入社し何年も苦労して働いている人もいれば、即戦力人材として中途入社したばかりの人もいます。
メンバーの一人ひとりが納得感を持てるような状況を生み出すことは非常に難しく、一朝一夕でどうにかできることはないのですが、長期的な取り組みとして、アクションしていきたいと考えています。

短期施策としては、この結果をユニット長に共有し、日々のアクションのヒントにしてもらいたいですね。
この結果だけを見て何かを行うというよりも、日々のマネジメント活動の参考として使ってもらえればいいなと思っています。
結果を知っていても知らなくても、もしかしたらアクション自体は大きく変わらないかもしれませんが、日々のコミュニケーションの仕方はちょっと変わるような気がしています。
そしてそれが、もの凄く重要だと思っています。

計測し続けることで、最終的には採用にも活かしたい

– 今後wevoxをどのように使っていきたいですか?

計測し続けていきたいですね。
そして、もっと深い分析を行いたいので、クロス集計機能の拡充をお願いします。(笑)
属性ごとの傾向を理解し、今いるメンバーへのアプローチだけではなく、最終的にはエンゲージメントが高くなる特徴を捉えた採用などにも活用できるようにしていきたいです。

– 中島さんの思い描く理想的な組織像を教えてください

強烈な個が集まる組織ですね。
現在弊社の売上は右肩上がりで、人がどんどん増えています。
こういった状況では、ルールや仕組みを用いて標準化をしていくのが一般的だと思うのですが、わたしの考えでは標準化はゴールではなく、個々がより先鋭化するための手段です。
四角形の人が集まって1つの絵を描くのではなく、ジグソーパズルのピースのような、複雑で尖っている人が集まり、上手く組み合わさることで1つ絵を描く、という組織にしていきたいです。
弊社よりもずっと大きな組織を相手に勝っていくため、wevoxというツールを使いながら、強烈な個が協調し合える組織をつくっていきます。

– 中島さん、ありがとうございました!

取材を終えて

 

組織の在り方に、正解はありません。
ただ最終的にどのような組織でありたいのか、それに対して現状はどうなのか、ということを把握することは、理想へ近づく第一歩だと考え、1社でも多くの企業様のお役に立ちたいと思いながら、日々サービス作りをおこなっています。
今回のインタビューで中島さんが仰っていた「一人ひとりの価値観や強みを活かしながらチームとして協調し合う」ということは決して簡単なことではありません。ただしそれが実現すれば、この知的産業においては唯一無二の強みになるのだと強く感じました。
今後も、会社の成長に少しでも貢献できるよう、引き続きチーム一同精進してまいります。

 

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