目標管理の新たな手法として注目を集めているのが、「OKR」です。はじめにインテルが導入。その後GoogleやFacebookなどの有名企業が採用し、効果をあげていることで注目を集めるようになりました。
OKRとは、Objective & Key Resultの頭文字をとったものです。大きな目標とその目標を達成するための複数のゴールを設定し、定期的に効果測定します。
OKRは社員が持っている能力をいかしながら、組織が掲げる全体目標を達成するためのフレームワークとして考案されました。「会社としての大きな目標」と「そのためにチームや自分は何に集中すべきか」を明確にすることで、全員が同じ方向に向かっていくことができます。
特徴的なのは社長を含め社員ひとりひとりが、ひとつの目標に基づいてOKRを設定していくことです。「組織の目標・ゴール」と「個人の目標・ゴール」を関連付けて設定するので、社員全員が同じ軸で目標設定をすることができます。
同じような目標管理の手法として、KPIがあります。KPIは部門やプロジェクト単位で用いられることが多いのに対して、OKRは社員全員が関わります。プロセスの達成率に注目するKPIに対して、ゴールの共有やコミュニケーション強化への効果が重視されているのもOKRの特徴です。
会社の目標と個人のゴールを関連付けると、それぞれが「自分の仕事が役に立っている」と実感できるようになります。チームがひとつになって同じゴールを目指せるよう、OKRを活用してみてください。