それぞれの強みをいかせる業務を担当させると、社員の仕事に対する満足度を向上させることができます。
アメリカの調査会社ギャラップが150カ国を対象に「満足度が高い人の特徴」を調査したところ、仕事に対する満足度が高い人の特徴は以下の3つでした。
・自分の強みがいかせている
・仕事に熱意を持っている
・人間関係が良好である
3つのなかでもとくに仕事の満足度に影響していたのが、「仕事で自分の強みをいかしている」ということでした。自分の強みをいかして仕事をしている人は、弱みに意識を向けて仕事をしている人に比べて、仕事に熱意を感じ楽しんでいる割合は6倍、人生を心から楽しんでいる割合は3倍だったそう。
自分の強みをいかしていると実感できているかどうかは、仕事の疲労度にも影響しているよう。自分の強みをいかして仕事をしている人は、週40時間の業務を楽しいと感じますが、強みをいかせていない人は、週20時間を超えると働けば働くほど疲労を感じてしまうのだそうです。
できないことや苦手なことよりも、得意なことにフォーカスして力を伸ばすようにし、得意分野の仕事を任せるようにすると、仕事に対する満足度をあげることができます。
参考文献:『幸福の習慣』トム・ラス他 ディスカヴァー・トゥエンティワン