個人の特性に合わせた動機付けをする

個人の特性に合わせた動機付けをする

やる気を引き出したり持続させるには、心理タイプに合わせた方法を選択するようにします。

コロンビア大学の心理学博士であるハイディ・グラント・ハルバーソン氏が、著書『やってのける』で紹介しているのは、個人の特性に合わせた動機付けです。

メンバーはどちらのタイプ?

「何をやるのか」ということにフォーカスする「証明型」

承認欲求が強く、能力を示して人に認められることに喜びを感じるタイプ。人よりいい成績を残したい、一番になりたいという意識が強い。

→ 短期的、具体的な目標設定でやる気が出る

成果があがっているうちは生産性が高いが、努力しても成果がでないとやる気が低下しがちなのでマイナスのフィードバックの伝え方には注意が必要。

なぜやるのか」ということにフォーカスする「習得型」

技術や能力を高めるなど、自己の成長に喜びを見出すタイプ。失敗を成長の機会と捉えるため、うまくいかなくても落ち込むことが少なく逆境に強い。

→ 長期的な目標や自己の成長・スキルアップでやる気が出る

「なぜこれをやる必要があるのか」ということに納得ができていないと、なかなかエンジンがかからないのが難点。

一般的には効果的だと言われている動機づけも、個人の特性や欲求に合っていないと逆効果になることがあります。「何を言ってもなかなかやる気を出してくれない…」というときは、動機付けのアプローチを変えてみるといいかもしれません。

博士は、どちらのタイプが優れているということではなく、目的や状況に合わせて思考を切り替えられるようになるのが望ましいと述べています。「こんな風に考えてみては?」「こんなゴールを目指してみては?」と発想の転換を促して、やる気を引き出すようにしてみてください。

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