楽しみながらメンバーのやる気を引き出すには、ゲーミフィケーションの活用が効果的です。
ゲーミフィケーションとは、ゲーム以外の分野にゲームのメカニズムを応用すること。ゲームの「楽しい」「はまる」要素を利用して、モチベーションなどを高める仕組みをつくるという手法です。
ゲームでよく使われている「報酬獲得」や「レベルアップ」などの要素は、仕事で達成感や満足感を得ることに通じます。ゲーミフィケーションを仕事の現場で活用するには、以下のような方法があります。
- 課題解決 → 小さな課題を設定しこなしていくことで、ゲームの画面をクリアしていくような達成感を得られるようにする
- 報酬 → 賞金や商品など報酬を用意することで、モチベーションを高める
- 交流 → フィードバックや称賛などにより承認欲求を満たす
マクドナルド社の人材教育システムは、「ハンバーガー大学」と名付けられています。「Pride, fun, learn(誇りを持って、楽しく学ぶ)」をモットーに、ゲーム性を取り入れた独自のプログラムで、マネジメントスキルやコミュニケーションについて楽しく学べるように工夫がされています。
業務や取り組みに楽しくなるような名前をつけるというのも、ゲーミフィケーションの一種です。また、達成感を目に見えるカタチにするというのも、やる気を刺激するのに効果的です。仕事で成果をあげたりスキルアップするとバッジやメダルを獲得できるという手法は、多くの企業が導入しています。
やる気を引き出すには、楽しむ要素を取り入れることも大切です。しかし、楽しいものを取り入れればやる気がアップする、という単純なことではありません。解決したい課題を明確にして、適切な手法を選択する必要があります。少しでも楽しんで仕事ができるように、自然とやる気が出るような仕組みづくりをしてみてください。