仕事で達成感を得るには、ストレッチ目標を設定するのが効果的です。
ストレッチ目標とは、能力よりも少し高いレベルの目標を指します。ジャック・ウェルチがGE社に導入し、高い成果をあげたことで注目を集めるようになりました。
ストレッチ目標は簡単に達成できる目標ではなく、頑張らないと達成が難しい目標でなければいけません。とはいっても、実現不可能なほど高い目標はモチベーションを下げてしまう可能性があるので、ちょうどいいレベルの見極めがポイントとなります。
努力すれば達成可能な目標の目安は、能力の1.2〜1.3倍とされています。メンバーの性格や適性なども考慮し、本人とよく相談しながら目標設定をします。
現在もGE社には、チャレンジングな機会を与えることで成長を飛躍させる「ストレッチ・アサインメント(少し背伸びさせる仕事)」の文化が根付いているそうです。
ストレッチ目標は達成が困難な分、達成できたときの達成感も大きくなります。新しいことにチャレンジする機会をつくったり、頼む仕事のレベルを少しずつ上げてみるという方法もあります。
高すぎる目標を上司が一方的に押し付ることは、パワーハラスメントになりかねません。よく話し合って、本人が納得して挑戦しようと思える目標を設定をしましょう。