メンバーのやる気をアップさせたければ、仕事を任せることです。人は仕事を任されたり、裁量を与えられると、仕事への責任感が生まれモチベーションも高まります。
自分以外の誰かに仕事を振るのは、時間も手間もかかります。自分でやった方が楽だし早いこともありますが、マネージャーはできるだけ人に任せることになれるのも大切なことです。
仕事を任せるときは以下の3つのポイントを意識するようにします。
①目的・意義を伝える
仕事を任せるときは、まずその仕事の目的や意義を伝えるようにします。「なぜその仕事が必要なのか」「どんな目的があるのか」を正しく理解していると、任された本人も仕事が進めやすくなります。
②完成イメージをわかりやすく伝える
仕事の完成イメージは、できるだけ具体的に伝えます。責任感を持って仕事に取り組んでもらうために、細かい仕事の進め方は本人に考えさせるようにします。
③期限を決める
期限を決めておくことも忘れてはいけません。複数の仕事を任せる場合は、優先順位も合わせて確認しておきます。
仕事を任せること・任せられることに慣れていないと、不安に感じることもあると思います。その場合は、途中で中間報告の機会をつくるのも有効です。
仕事を任せたあとは、思い切って手放す覚悟が必要です。細かい指示や過度な進捗確認はせず、困っているときだけ助言をするようにします。