平成26年の労働安全衛生法一部改正により、労働者のストレスチェック実施が義務化されました。ストレスチェックでは、ストレスに関する質問に回答してもらうことで、労働者のストレスレベルを調べます。
労災認定件数が増加していることもあり、職場でのメンタルヘルス不調を早期に発見し、改善するのが目的です。ストレス状態が高い場合は、医師による面談などの対策を講じるようにしましょう。
ストレスの原因を調査・分析することは、職場環境の改善にもつながります。
常時50人以上の労働者がいる事業所では年に1度、ストレスチェックを行わなければなりません。労働基準監督署への報告を怠ったり、虚偽の報告があった場合には、 労働安全衛生法により50万円以下の罰金に処せられます。
実施チェックポイント
・ストレスチェックが定期的に実施されていますか?
・ストレスチェックの結果が職場環境の改善にいかされていますか?
・ストレス対策の取り組みがなされていますか?
・精神的・肉体的な不調を抱えているメンバーはいませんか?