働く環境は、従業員の健康やストレスに影響するとても重要な要素です。職場環境に対する不満やストレスは、作業効率の低下や離職につながることもあります。
労働安全衛生法では、快適な職場環境を整えることは事業者の努力義務であるとして、「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」を公表しています。
指針では、「仕事による疲労やストレスを感じることの少ない、働きやすい職場づくり」を実現するためには、以下の4つの視点から職場環境の改善に取り組むことを推奨しています。
①作業環境の管理 → 清潔で快適な環境を整える
②作業方法の改善 → 心身の負担を軽減する工夫
③労働者の心身の疲労の回復を図るための施設・設備の設置・整備 → 休憩室などの整備
④その他の施設・設備の維持管理 → トイレや洗面所の衛生管理
それぞれが仕事に集中できる、快適な職場環境について考えてみましょう。
実施チェックポイント
・職場の気温や湿度はきちんと管理されていますか?
・トイレや洗面所は清潔に保たれていますか?
・リラックスできる休憩スペースが確保されていますか?
・メンバーが仕事に集中できる環境が整っていますか?