仲間や同僚の存在が、お互いの行動や生産性に影響を与え合うことを、ピア効果といいます。とくに能力が高い人が集まると、お互いに影響し合い、個人の能力や生産性がアップするという「正のピア効果」は、教育やビジネスの現場でも応用されています。
個人よりもチームで作業をする方が生産性が上がる、という研究結果も報告されています。お互いの存在を意識することで競争心がわき、互いに励まし合うことができるという効果が期待できるよう。
ピア効果は能力レベルが近い場合にはプラスに働くことが多いのですが、逆にレベルが違いすぎると、やる気の低下などマイナスの効果を招く恐れもあるので注意が必要です。
お互いに刺激し合い、高め合うことのできる仲間は、個人の精神的安定や成長にとって、重要な存在となるでしょう。
実施チェックポイント
・メンバーはお互いを意識しているでしょうか?
・職場には切磋琢磨する関係性があるでしょうか?
・メンバーがお互いに、刺激し合えるような取り組みはされていますか?