人は自分の話を真剣に聞いてもらえると、「自分を受け入れてくれている」と感じられるため、承認欲求が満たされます。
部下に話しかけられたときに、パソコンの画面を見たまま受け答えしてはいませんか?「忙しくても目を見て話を聞く」という小さなことの積み重ねが、上司と部下の信頼関係を築きます。
部下の話を聞く際に、気をつけるべきポイントは次の3つです。
①体の正面を向けて目を合わせる
話を聞くときは相手と向き合い、目を見て話を聞くようにしましょう。作業中でもいったん手を止めて体の正面を相手に向け、相手の話に意識を集中するようにします。
②話を途中で遮らない
要点がまとまっていなかったり話が長いと、つい口を挟みたくなることもあるでしょう。しかし、話を途中で遮るのは厳禁です。最後まで話を聞き、あとでまとめて意見や質問をするようにします。
③興味を持っていることを態度で示す
うなずきや相槌をいれたり、質問をするなどして興味を持っていることを示します。ふんぞり返ったり足を組んだりせず、身を乗り出して聞くようにすると「真剣に話を聞いている」と印象づけることができます。
コミュニケーションで大切なのは、誠実さです。自分から心を開き、相手を理解しようとする気持ちで接しましょう。部下が「自分が承認され、認められている」と感じられるように、まずは話を聞くときの姿勢を意識するようにしてみてください。