新規事業のアイデアを社員から募集すると、自社の事業やサービスに対する社員の関心を高めることができます。
ソフトバンク社は、「ソフトバンクイノベンチャー」という新規事業の提案制度を導入しています。独創性・革新性のある新規事業のアイデアを、社内外から幅広く募集するための取り組みです。
この提案制度では、ソフトバンクグループの経営理念である「情報革命で人々を幸せに」に合致していればどんなテーマでもよく、誰でも何度でも応募できるそう。
この制度のポイントは、アイデアの創出だけでなく、その後の事業化も提案した社員が担うというところです。最終審査を通過して事業化が決定すれば会社を設立し、提案者が主体となって新会社を経営・事業推進していきます。
応募に関わる人は年々増えており、起業家精神あふれる風土を維持するのに効果的な取り組みとなっているそう。起業や経営を経験させることは、経営者の視点をもつ人材の育成にもつながります。
新規事業や新サービスについて考えると、会社により深く積極的に関わるようになるため、エンゲージメントの向上も期待できます。事業や業務改善のアイデアを、社員から募集してみましょう。