J・ステイシ―・アダムスが提唱した、公平理論(equity theory)。モチベーションと公平性に関する理論で、ビジネスの世界でもよく応用されています。人は不公平感があると、その不公平を解消しようとするという理論です。
自分の頑張りに見合った報酬をもらっていると思って満足していたはずなのに、自分より怠けている人が同じ額の報酬を受け取っていると知ったら、不公平だと感じモチベーションが下がりませんか?
すると人は仕事で手を抜いたり、報酬アップを要求するなどして、不公平を解消するための行動をとるようになるとされています。
職場では他者との比較で、不公平を感じる場面が多々あると思います。メンバーが不公平だと感じて仕事に対するモチベーションが下がらないよう、公平感・納得感のある職場づくりを考えてみましょう。
実施チェックポイント
・評価基準が明確になっていますか?
・昇進や昇給の理由が明らかにされていますか?
・不公平だと感じているメンバーはいませんか?
・不公平だと感じているメンバーに、納得のいく説明がされていますか?