社内で行動指針に沿った行動が賞賛されたり共有されていると、従業員は行動指針を具体的な業務と関連づけることができます。
ザ・リッツ・カールトンの従業員は、「ファーストクラスカード」というカードを携帯しています。勤務中に誰かが協力してくれた際に、感謝の気持ちをカードに書いて渡すためです。
お客様から感謝の言葉を伝えられた人が、そのサービスに貢献した人にカードを渡すケースもあるので、実際にお客様と接することのない人も自らの貢献を実感できます。
ファーストクラスカードのコピーは、従業員食堂にも掲示されるそうです。行動指針に沿った行動や素晴らしいサービスのアイデアを全従業員が共有できるので、個人の成長やサービスの向上にもつながります。
仕事の成果だけでなく、普段の行動なども注意深く見るようにし、行動指針に沿った行動はその都度賞賛するようにします。行動指針に沿った行動を共有したり称え合う機会をつくることで、普段から行動指針を意識することを習慣づけられます。